思考実験室

日々のつれづれ

2021年の振り返り

プライベート

7月に娘が Hello World !! したので、1か月の間育児休業を取得して子育てを。生後1か月は昼夜の概念がないので、それこそ2交代制で赤子の面倒を見ている状況でした。夜の12時にミルクをあげてそのまま寝続けてくれたらいいのだけれど、真夜中の3時に鳴き声が聞こえてこちらも起きるので、ミルクを作って...。こちらの睡眠バランスがかなり崩れる点で、その時期は大変だった気がします。

11月(生後5か月)くらいからは逆に寝かしつけにうまくいかないと夜の11時くらいまでかかることもあり、寝てはくれるものの自分の時間が取れなくてなかなかつらいなあと感じております。子どもがいながら圧倒的成長をしている人は、本当にスーパーマンなのか、育児の負担がそこまでないのかのいずれかでしかなく、仕事をしているだけで成長ができる環境に身を置くことは、キャリア戦略で大事だよなと改めて思った次第であります。

仕事とか成長とか

箇条書きで。もう少し頑張れた気もするのですが、自由な時間を取りづらいこともあってこんなものかなあという気もしています。

  • React + Redux + TypeScript でフロントの実装経験を積めた
  • Vue3(Composition API)を使ってみた
  • Nuxt や FuelPHPフレームワークの経験を積めた
  • イミュータブルデータモデルを意識したデータベースの設計をした
  • WebSocket (Socket.io / ElephantIO) のライブラリの導入や、Socket.io をベースとしたWebSocketサーバのフレームワークの作成
  • AWS の理解度が深まった
    • Lambda や Amplify、Cognito などを触る機会があった
    • CloudFormation のスクリプトを書いた
    • AWS CLP 取得して、サービスの概要などを把握できた
  • LPIC Level 2 を取得してそれなりにインフラやミドルウェアまわりの知識が身についた気がする
  • リーダー職に任命されて、チームビルディングを意識するきっかけになった
    • 全員現場が違うので、1 on 1 などで状況をヒアリングは出来るけれどなかなか力になりきれないもどかしさはあるなあと思った
    • 来年度もリーダー職に任命される予定なので、自分なりにどうチームビルドをしていけばいいのかのメソッドを確立したい
  • 某ライブラリをいろいろ触ることがあり、ソースコードリーディングや公式ドキュメントを読み解く力がついた気がする

ドラマ

「2月の勝者」は楽しんでみていました。しかし何より今年のドラマの顔は「おかえりモネ」にほかなりません。

今年で震災から2011年の10年経つことになりますが、「モネ」はその10年から未来に向けての希望を描いた朝の連続テレビ小説でした。物語の紹介文を引用します。

宮城県気仙沼湾沖の自然豊かな島で、両親・祖父・妹と暮らしていた永浦百音。 2014年春、高校卒業と同時に気仙沼を離れ、ひとり内陸の登米市へ移り住むことに。 大学受験にことごとく失敗、祖父の知り合いで登米の山主である、 名物おばあさんの元に身を寄せたのだ。 将来を模索する百音は新天地で、林業や山林ガイドの見習いの仕事をはじめる。

そんな百音に、ある日転機が訪れる。 東京から、お天気キャスターとして人気の気象予報士がやって来たのだ。 彼と一緒に山を歩く中で、「天気予報は未来を予測できる世界」と教えられ、 深く感銘を受ける百音。

「自分も未来を知ることができたら」。

そして一念発起、気象予報士の資格を取ろうと猛勉強をはじめるが、試験の合格率は5%。 勉強が苦手な彼女はなかなか合格できず、くじけそうになるが、 登米で地域医療に携わる若手医師や地元の人たちに支えられ、ついに難関を突破する。

上京し、民間の気象予報会社で働きはじめた百音は、この仕事が実に多岐に渡ることを知る。 日々の天気や防災はもちろん、漁業、農業、小売業、インフラ、スポーツ、 さまざまな事情を抱えた個人…天候次第で人の人生が大きく左右されることを痛感した彼女は、 個性的な先輩や同僚に鍛えられながら、失敗と成功を繰り返し、成長してゆく。

……数年後の2019年。予報士として一人前となった百音は、 大型台風が全国の町を直撃するのを目の当たりにする。これまでに得た知識と技術をいかし、 何とか故郷の役に立てないかと思った彼女は、家族や友人が待つ気仙沼へと向かう決意をする。

「モネ」は傍観者であったモネと被験者であった幼馴染たちの見えない壁で苦しんでいた彼女の姿が印象的でした。未来をみつめる気象予報士という仕事は、だれかを助けられるかもしれないという「救い」の手を差し伸べられる仕事に映ったのでしょう。彼女は気象予報士を目指すことになります。

その後は上京し気象予報士として数年仕事をしていましたが、その間も地元のことを忘れられず苦しんでいたからこそ、だれかを助けられる仕事をしたいという気持ちを堪えきれなくて、気仙沼に戻って仕事をすることになります。けれども東京でやってきた仕事が地方でも同じようにできるとは限らないように、ある種の軽蔑の目を向けられながらも、純粋な想いを腐らせずに未来をみつめる力を信じて、そしてその仕事が認められていくようになります。

震災で傷をついた人たちの姿を、「モネ」のなかではさまざまな姿で描いています。生まれた場所から一度離れて、それでも未来を共にしたいと気仙沼に戻ったモネやみつお、ゆうとくん、東京という場所で生きていくことを決意したすーちゃん、それでも離れようとしなかったみーちゃん、りょーちん。生まれた土地に縛られずに自由に生きたいと思うのか、そうではなく生まれた土地やそこに住む人たちを愛してそこで傷つくことがあっても生きていこうと思うのか。彼女たちのそれぞれの決断をみながら、後ろ向きではない未来を見つめる大切さを感じられる作品だったなと思います。

アニメ

なんだかんだでアニメは結構見ていた。今年の一番は「かげきしょうじょ!!」、次点が「スーパーカブ」と「オッドタクシー」でした。

「かげきしょうじょ!!」は主要の登場人物たちそれぞれに丁寧にスポットライトを当ててキャラクターを掘り下げ、好きなキャラを見つけやすいストーリー展開をしていた点が特筆で、いわゆる「推し」を見つけやすい作品でした。宝塚を舞台にした、という点ではぼく自身がサクラ大戦が好きなこともあいまって、とくにお気に入りに。

スーパーカブ」は主人公が見ていた灰色の世界が、スーパーカブを見つけて色を取り戻していくその演出が素晴らしく、「オッドタクシー」はどうぶつのキャラで擬人化されてかわいいと思わながら実はその理由が...というストーリーと伏線回収が見事だった点が挙げられます。

以下、継続して視聴したアニメ作品を列挙します。(太字は面白かったアニメ)

TOKIO

鉄腕DASHは毎週欠かさず見る程度にはTOKIOが好きだったので、長瀬くんがいないTOKIOがさみしいなと思っています。TOKIOの形が変わっても、長瀬くんとTOKIOで一緒に仕事をすることがあるといいなと願っています。

スプラトゥーン

実はけっこうやってるスプラ2。正確な時間は計測していないのだけれど、300時間くらいはやっているらしい。上達するためにもっと質の良いやり方もあるのかなあと思っているので、youtube でうまい人のプレイを見るようにしよう。というか3でるからね、やらなきゃ!!

Maison book girl

妻の出産時期に近いこともあり、実は見に行けていないのです。終わりはなんとなく感じていて、Twitterのタイムラインでその知らせが流れてきたときに、なるほどなと思いました。アイドルなんて終わるときにはあっけなく、ろうそくの火のようにいつかは消えてしまう儚いもの。わかってはいたけれど目を背けたかったものに直面して、悲しさよりも悔しさが勝る、そんな気持ちでその夜を過ごしたように思います。

Maison book girl は僕にとっての救いで、日々の生活が充実していない時期に、彼女たちの音楽がこころの支えになっていた部分がかなり大きく、いろんなライブハウスに行ったり、ブクガを通していろんな音楽を知るきっかけになったかけがえのない存在です。

活動終了となった今で、ドライブのときやテレワークでの気分転換にブクガを聴いて、懐かしんでいます。